2016年10月31日月曜日

2016/10/30 『感動』

『五剣会第50回記念剣道大会』

無事に終わりました!
昨年までは参加者が減少傾向にありましたが、
今回は50回記念大会ということで、
OBの一般参加者も増えたり、
とても賑やかな大会になりました!

何より、子どもたちの頑張りに、涙をこらえるのに必死でした。
今、こうしてブログを書きながらも、色んな場面を思い出しては、涙が出そうです。

結果は、
■個人戦
中学生男子 優勝
中学生女子 優勝、3位が2名
小学生高学年 準優勝、3位
小学生低学年 優勝
初心者の部 準優勝、3位
一般の部 3位

■団体戦
中学生 準優勝
小学生高学年 準優勝(他支部と合同チーム)
小学生低学年 優勝(Aチーム )、準優勝(他支部合同チーム)、3位(Bチーム)
一般の部 3位(Cチーム)

■優秀選手賞
中学生、小学生高学年、低学年、3部門で五月が丘の生徒がいただきました。 

ほとんどの部門で決勝に絡むことが出来ました。
絡んでないのは一般の部だけ(笑)

どの試合が一番かというのは難しいですが、
五月が丘だけではなく、他の支部の子どもも含めて、
本当に精一杯の素晴らしい姿を見せてくれたことに感謝です。

小さな大会ではありますが、だからこそ味わえる、大きな感動だったと思います。
子どもたち、本当にありがとう。
次に向けて、また厳しい稽古になるだろうけど、また頑張ろう!

さて、個人的な結果としましては、4回戦敗退の、またまた3位でした(汗)
相手が強かったので仕方ないですが、悔しい。
ただ試合内容は稽古の成果を出すことが出来て、とても良かったと思います。
なかなか決勝まで進めませんが、これもまだまだ精進しろということだなと、気持ちを入れ替えて頑張りたいと思います。

朝一番から、一般の部の個人戦が行われたのですが、
子どもたちやご父兄の皆様の前での試合だけに、
負けられないというプレッシャーに押しつぶされるかと思いましたが、
思ったよりリラックスして相手に集中することが出来ました。

子どもたちも応援してくれましたし、
この子たちの先生なんだというプライドを持って、
だからこそ、子どもたちの気持ちに火をつけるような試合が出来たのではと思います。
本当は、負ける姿は見られたくないのですが(笑)

最後に、こうしていい試合をさせていただくには、色々と準備にご尽力くださった、八幡支部・観音支部の皆様方のおかげだと思います。本当にありがとうございました。

2016年10月28日金曜日

2016/10/27 『楢崎の面』

先週、崇菱会を休んだ日の藤原範士の講話で、
「楢崎の面」という話題で、楢崎範士という方の話題が出ていました。
実は、私、恥ずかしながら、初耳で(笑)
それで調べてみましたが、それはそれは立派な先生だったんですね。
詳しくはみなさまも調べてみてください。
で、また、驚くことに、「楢崎 剣道」で検索してみたら、
マニアックM先生のへたくそ剣道理論がひっかかるわけです(笑)
その表題が、
「剣道は虚実の駆け引きから打つことも大事だが、時には実を実で打つような気概をもつように」
楢崎 正彦(剣道範士九段)
と、楢崎九段の言葉を引用されたブログだったわけです。
マニアックM先生、何でも話題にしてるな、すごいわ(笑)
で、その日のブログをリンクさせていただきます。
http://blogs.yahoo.co.jp/phenix0511/30227818.html
これがまた、船津先生のお宝映像もあり。
これ、たまらなく凄い映像ですよ。
こういう気力旺盛な剣道にあこがれますね!
さて、この記事は2012年2月ですので、
この年の9月から私は剣道を再開しているわけですが、
崇菱会に通うのは、その1年後、2013年の暮れから。
かれこれ、3年になります。
『古賀の面』と言われるような、
まっすぐな堂々とした打ちを目指したいものです。
そのためには、やはり、こうした稽古を続けることでしょうね。
http://blogs.yahoo.co.jp/phenix0511/30211589.html
いくつも勝手にリンクをしておりますが、
マニアックM先生、どうかご了承を。

2016年10月27日木曜日

2016/10/26 『変化に弱い』

『だから変化に弱い」

相手が小手か面のどちらかを打ってくる。
どちらか分からない。
そんなとき、どうすればいいか?

小手か面。
5:5という状態。
6:4、また、7:3と感じるのであれば、その感性を信じる。
しかし、5:5である。

その状況でどうする?
と聞かれた。

どちらか(例えば小手は防ぐ格好で)「0」にして、
どちらかで(面に来たところで)勝負すると答えた。

結局はどちらかに山をはってしまう傾向がある。

『だから変化に弱いんよ』
と藤原先生がおっしゃった瞬間に、
ハッとしましたね。

結局のところ、面(または小手)だけに絞ってしまうので、
面を応じようとしたところ、変化をされると弱い。
まったくその通りです。

そういうレベルの稽古をしているということです。

では、5:5で分からなければどうするか。
答えは、どうぞ、マニアックM先生のへたくそ剣道理論をごらんください。


さて、5:5で分からないところから、
6:4、7:3、それが8:2まで分かるような感性を身につけるためには、
より多くの失敗をして覚えるしかないですね。

攻撃的に前に出て、打たれる。
そういう失敗から、感性が磨かれるということでした。

このあたりも、どうぞ、へたくそ剣道理論をご覧ください。
また、崇菱会のブログでも詳しく掲載されるかと思います。

このまま、5:5の状況で、山勘をはっているような稽古を続けていれば、
私のように、「変化に弱い剣士」になってしまいます。

変化でよく取られてしまう剣士のみなさま。
どうぞ、参考にしてみてください。

これまでの稽古の積み重ねが、今の剣道の弱さにも繋がっているんだなと、
改めてよく理解できたご指導でした。

2016年10月25日火曜日

2016/10/25 『合気』

まだまだ尻と腰が治らず。
昨日は子どもの指導だけのつもりだったけど、ちょっとばかし打ち込みをして撃沈。
急にやったらいけんですね。
さて、昨日の稽古を終えて預かって帰ったので竹刀のお手入れ。
最近よく頑張ってるからでしょう、割れるようになって来ましたね。
よく竹刀を見てみると、黒い点がついてます。
これは、面金を打った跡なのですが、よーく見ると根本の方にたくさんの跡があります。
これは、近間で打っている証拠です。
だからといって、子どもに『遠間から打て』『物打ちで打て』といっても解決しないですよね。
その原因は基立ちにあります。
子ども同士で基立ちをやると、打たせる技術がありませんので、どんな間合いで打って来ても突っ立ってることが多いですね。
なので、小手面など連続技を稽古したら、結果として近間になってしまい、きちんとした打突部で捉えることが出来ない、つまり根本で打突してしまうわけです。
これらの解決策としては、基立ちの指導なんですよね。
これが難しい。
けど、これが噛み合わないと、お互いが上達しない。
『合気』というやつですね。
実は初心者の稽古も、大人でも悩み苦しむ『合気』が土台になっているんですよね。

2016年10月24日月曜日

2016/10/24 『見えないところ』

修理に出していた小手が帰ってきました。

右手のネームが入っている方が、
擦れて綿が出てしまってたので、
革を当てて補強してもらいました♪

ほとんど見えないところですけどね。

職人さんはもともとのデザインに合わせて、
細かい細かい技で仕上げて下さいました!

これぞ日本ですね。

現在は防具もユニクロ化してますので、
修理をするくらいなら買い替え、
クリーニングをするよりも買い替え、
というのが当たり前になってますね。

剣道という文化が好きなものとしては、
とても残念だなって思うんですよね。

見えるところだけ、
というのは合理的なように思いますが、
それは経済的な側面が強く影響していることであり、
本来の日本人の発想ではないと思うのです。

見えないところまで。
継承すべき日本の心であり、
剣道具そのものではないでしょうか。

2016年10月20日木曜日

2016/10/20 『発声』

稽古休んだので、へたくそ剣道理論で通信学習をば。

昨日のマニアックM先生のブログのネタになっていましたが、
剣道において『発声』は大事ですよね。

ブログ内にある藤原範士との稽古動画を見ていると、
映っていないところから、
『○○先生の声だ』
と分かるような発声があります。

40数名の先生がひしめき合う中、
通る声というのは見習うべきことだなと思います。

さて、こちらの動画は私の声と師匠の声。
なかなかよく似ているなと思います(笑)



藤原範士の発声によく似ている先生も多くいらっしゃいます。
やっぱり、師匠とは影響力が強いものなのでしょうね。

2016年10月19日水曜日

2016/10/19 『募集!』

現在の五月が丘支部の構成。

中学生4名
小学生10名(初心者除く)
初心者12名(小学生4年生から幼少まで)

ここ数年、幼少、小学生低学年から受け入れるようにしてから、
少しずつ活気を取り戻しつつあります。

これから3年後には、
中学生も5人制の団体に出られるまでに復活できそうです。

そして、TSS大会で優勝してたときのように、
活気ある道場になることを夢見てます。

さて、今年の夏に行われた見学会は盛況でしたが、
人数が多くなりすぎて、面倒を見切れず、
見学・体験だけで終わってしまった子もいます。

せっかく来てくれたのに、申し訳ないことをしたなと思ってます。

そうしたことも踏まて、指導者会議を行いまして、
一般会員の先生方にもお手伝いをいただくよう、
色々と工夫をして行くことになりました。

これから寒い季節になりますが、見学はいつでも歓迎です。
五月が丘、山田団地、美鈴が丘、石内団地など、
お子様の習い事をお探しの方は、どうぞ、五月が丘の道場へお越し下さい。

ちょっと厳しいけど、楽しく剣道をやってます。
体験入会、見学だけでもお待ちしております!

もちろん、一般会員さん、リバ剣さんもお待ちしてますよぉ!

2016/10/19 『鍔の存在』

『何が書いているの?』
『なんて書いているの?』

絵と思う方も居れば、文字だと思う方、
描かれている『鍔』に興味を持つ方も。

昔は刀の鍔のデザイナーという仕事があったようですね。

ところで、『鍔』は何のためにあるか知ってますか?

ほとんどの方が、
相手の攻撃から手元を防ぐためにと思われていますが、
本来は、突いたときに、自分の手が刃の方に滑らないようにするための、ストッパーだったそうですよ。相手の攻撃から手元を守ることは、結果的なものだったようです。
また、刀の重量のバランスをとるために重要だったそうです。

また、Wikipediaによりますと、
真剣での戦闘においては鍔迫り合いはほとんどなかったと考えられているそうでうs。
昭和の剣聖と言われた中山博道は「古来の真剣勝負において鍔迫り合いになった例は皆無といっても過言ではない』という意味のことを述べているそうです。

詳しくはWikipediaで『鍔』を検索してみてください。

こうした胴の模様から、話題が広がり、学びが深まりますね。
ちなみに、この胴は、お師匠様からお借りした大事なものです。

かなり、胸も厚く、胴台も生地なのに(漆を塗っていないのに)、ずっしりと重たいです。
ただ、体の重心さえしっかりしてれば、重たさは感じません。

逆に、重たいなと感じるならば、姿勢が悪いのかも知れませんね。
道具から学ぶことは多いですね!

2016年10月18日火曜日

2016/10/17 『腰痛』

先々週くらいから、少し足腰&お尻の具合が悪いなと思っていたら、
ここ最近で一番の腰痛にやられてしまいました。

子どもの指導だけだから大丈夫だろうと高を括っていたら・・・

どうやら、子どもに打たせるための、
この中腰・前傾の姿勢が悪いようです(汗)



子どもに打突感を覚えさせるためには、
実際に打たせてやるのが一番だと思ってやっているのですが、
少しずつ無理がたたったようです。

昨日は稽古中に、
『こりゃいかんな』
と思ったんですが、
なんせ一生懸命にかかってくるものですから、
それに応えようと調子に乗ってしまったようです。

先週からお尻のあたりに痛みがあって、
踏ん張りがきかなかったのですが、
昨日からは肉離れ並みの痛さ・・・

更にそれをかばったからか、
かなりの腰痛・・・(汗)
歩行も変な感じ・・・

世の中の剣道の先生を尊敬しますわ。

仕事もくそ忙しいときなのに。
座り仕事でも腰に負担が(汗)
はぁ、情けないわぁ。


2016年10月13日木曜日

20161012 『丁寧に』

カープCS初戦!
だけど、崇菱会は福島県から剣客をお迎えし、
いつもより賑わってました!

佐賀で行われる、ねんりんピックの応援に行かれる道中、
色々な道場に出稽古をさせてもらってるそうな。
うらやましい限りです!

さて、本日の基本稽古は、小手のすり上げ、返し技について。
『ほー、こんな技があったか』
と感心しつつ、
『実践では使えないよね』
と否定する自分もいたり。

どんな内容かは、崇菱会のブログをご参照ください。
剣道の幅が広がること間違いなしです。

というのも、
『実践で使える』
ってことを体現されたんですよね、藤原範士が。

どなたとの地稽古かは申し上げませんが、
『おぉー、こんな技を』
みたいな場面があります。

こちらは、へたくそ剣道理論をご参照ください。

さて、毎月第二週は錦帯橋八段がお越しになられます。
稽古を終えて、剣道具を片付けさせていただくのですが、
そのとき、藤原範士との立ち会いから学ばれたことを、
マンツーマンで教えて頂ける時間があります。

また、他の皆様の立ち会いで気になったことなど、
たくさん聞きまくり、タイムリーな解説をいただくことが出来ました。

この時間がとても勉強になります。

今回は、ついつい足幅が広くなってしまう場面について。

足幅が広くなり、間合いも近づき過ぎてしまった。
その場面で、退いてしまってはいけない。

だからといって、やみくもに、思い切って飛んでしまうのではなく、
そこまで行ったからには、
『より丁寧に』
踏み込む、というような表現で指導を頂きました。

藤原範士の面をみたら、よく分かるよとおっしゃられてましたので、
動画を見返してみました。

確かに、藤原範士でも足幅が広くなられることはありますが、
そういうときこそ、
『丁寧に』『力みのない』
打突をされてるように見えます。

いいイメージをいただきました。
これから、藤原範士になりきって、
『丁寧』な踏み込みを稽古して行きます!

2016年10月7日金曜日

2016/10/07 『迎え突き』

今日はある先生からこんなことを尋ねられました。

藤原範士との稽古で、怖かったりしないのか?
具体的には、例えば『迎え突き』をされることは怖くないのか?
というご質問でした。

私は『迎え突き』は怖くないのですが、それよりも、『抜かれたり』することを怖がってしまうとお答えしました。
更に言えば、何もさせてもらえないくらいに操られることの方が怖いですね。

と言いながら、そういえば、嫌いな、かなりムカつく迎え突きをされることもあるなと思い出しましたので、ちょっとまとめます。

ここで、『迎え突き』について、私は二つのタイプがあると感じます。

一つは、『防御』としての迎え突き。
迎え突きは怖くないと言っておきながらも、このタイプの迎え突きは苦手です。

このタイプは『自分は崩れてない』ということを『迎え突き』で示すわけですが、明らかに打突部位を捉えられていることがあります。

そうしたとき、自分は打たれていないということをアピールするかのように、明らかに手元を前に出して、打突部位(つまりは突き垂れ、または胸突き)から外れたところでも、お構いなしに突いてくる人がいます。

なので、痛いです。
喉元が傷だらけになります。
何故か脇や腕にアザが残ることもあります。
こういう人とやるのは、正直、嫌です。

私は、これは、偽物の『迎え突き』だと思ってます。
『迎え突き』でありません。
打たれたあとに、苦し紛れに手を伸ばしたら、相手の体に引っ掛かっただけです。

応じることも、余すことも、交わすことも、何も出来ないから、苦し紛れに行っていることで、仮にも打突部位を捉えられているならば、それは、有効打突を奪われているということでしょう。
いわゆる死に体です。

それが分かっているからこそ、相手の残心の姿勢を崩すために、あからさまに突き崩そうとする先生もいますが。。。
いや、あんた、頭まっぷたつだから、と言いたくなります。

もうひとつのタイプは、
『今じゃないよ』
と指導をするための迎え突きです。

あくまでも、私見ですよ。
私が稽古で感じることですよ。
そのくらいで読んでくださいね。

私が藤原範士の『迎え突き』が怖くないのは、このタイプだからです。
だから、ほとんどが突き垂れ、または、私のように顎が上がる人は、喉のど真ん中に竹刀がはいるんです。
だけど、痛くない。
適度な圧力のところで、手元を引かれるんですよね。
絶妙です。

前者のように、打たれたことを打ち消したいばかりに、脇のあたりでも、胸元であろうと、どこもかしこも突くのとは訳が違うんです。

もうひとつ、付け加えるとすると、
そうは言っても、藤原範士も手元を前に出してることがあるんです。
『迎え突き』のように見えて、あれは『突き』なんですよね。
防御しているんじゃないんですよ。

あくまでも、私の私見ですけどね。

実は私は迎え突きをすることが多くて、この数年かけて、迎え突きをするくらいなら、応じる、さばく、余す、など、技に繋げられるようになろうと心掛けてます。

それは、やはり、藤原範士がそういう剣道をされるからです。
『迎え突き』はあくまでも、そういう指導を必要としている人に対してされてることで、藤原先生は、ほとんど技で返されてます。

迎え突きをされている私は、まだまだ『今じゃないぞ』『ここじゃないぞ』と教わっているのだと感謝してます。

決してドMではありません。
いや、これをドMと言うのか(笑)

写真は竹刀袋の刺し子。
自作です。
今日、とっても強い六段の女性の先生に褒めてもらいました。

見てくださって嬉しかったです。

昨日の記事にもつながりますが、見てくれてる人はいるということです。

どうが剣道も褒められますように(。>д<)

2016年10月6日木曜日

2016/10/05 『無駄省く』

今日はスマホがこわれたので、写真なし(笑)


崇菱会の稽古。

第一週目なので、若手(60歳未満)の順番ということで、
今日はラッキーなことに8番目に並ぶことが出来ました。

今日はへたくそ剣道理論でおなじみのマニアックM先生が、
『10名まで』と区切られていました。
藤原範士のお体のことを考えられてのことでしょう。
そうした配慮を忘れないようにしたいものです。

さて、10番目以降の先生は残念でした。
私も後ろの方になったときは諦めます。

ただ、藤原先生に並べなかったからといって、
途中でお帰りになられる先生もおられるようですが、
それは実にもったいないことです。

私も並べない時期が続きました。
ほぼ皆勤で参加して、
基本稽古で誰よりも早く一番に面をつけて並んでも、
地稽古には並べないことが続きました。

でも、なんとか並ぼうとしている姿勢は、
藤原範士には伝わっていると思うのです。

ひとつ思うところがあるとすれば、
それは、並び方。

私も葛藤がありました。

それは、藤原先生が
『はい、それでは最後に一回だけ地稽古して終わります』
と声を掛けられます。
そして2分も過ぎて終わりの拍子木が鳴ったとたん、
蹲踞もせず、猛ダッシュをする方も多いのです。

初めは、
『なんだ、蹲踞もろくにせず、走っていくなんて』
と思っていました。

ただ、その後、自分にローカルルールを作りました。
それは、相手が上位の先生で、
その先生が走って行かれるのであれば、
それに従おうと(笑)

ですので、先々週の若手の順番のときは、
どうしても並びたかったのですが、
お相手は崇菱会の最長老の先生。

蹲踞もゆっくり、しっかりされる先生ですので、
当然のように立ち上がって5歩下がる頃には、
藤原先生の前には長蛇の列が。
間に合うはずはありません(笑)

でも、それでいいのだと思うのです。
そこから学ぶことがあるからです。

もし、若手同士となった場合は、
お互いに超スムーズな蹲踞をして、
猛ダッシュで並ぶ。

順番は抜かしたりしない。
また抜かされないように、前の人の肩に手を乗させてもらう。
そうすることにしました。

さて、崇菱会に参加されるということは、
藤原先生と稽古をしたいからなのですが、
もし並べなかったとしたら、
藤原先生に一番にかかられた先生に稽古を願う。
そうしますと、
その先生は藤原イズムを注入された状態ですから、
それはそれは、普段稽古をするのとは違った稽古が出来ると感じます。

それも藤原範士との稽古の楽しみ方ではないでしょうか。
来週は第二週。
錦帯橋八段もお越しになられるかと思います。
楽しみです!

さてさて、昨日の稽古について。
昨日、マニアックM先生から、
『剣道は無駄を省くこと』
『無駄な小手を省く』
『あの連発は品がなくなる(品を落とす)』
とご指導をいただいたので、
しっかりと動画を拝見しながら、
修正をしたいと思います!
ありがとうございます!

何年か掛かるかと思いますが(笑)

2016年10月4日火曜日

2016/10/04 『秋バージョン』

本日は大塚稽古会。
前半の基本稽古でヘロヘロバテバテ。

というのも、
今日のテーマは『呼吸』と『発声』

いつも声はしっかり出してるけど、
ついつい呼吸を疎かにしてしまう。

とにかく、吐き続ける。
打突の瞬間に吸わないように。。。

なーんて、簡単にはいきませんね。
いつも無意識にやってしまってることなので。

とにかく、吐き続ける。
細ぉーく吐き続けながら、
打突の瞬間も、
その後も吐き続ける。

疲れます。
しかし、集中力は半端ない。
集中力が切れない。
そんな気がします。

そのおかげで、いつもの何倍も疲れる。
あっという間、前半の30分で立ってるのもやっとの状態。

こういう稽古がいいですね。
続けることで、30分が45分まで頑張れるようになり、1時間、1時間半と頑張れるようになるかな。

さて、写真はこの冬に自作した竹刀袋。
秋バージョンとして、今日から使ってます。
こういう楽しみ方もいいものです。

2016年10月3日月曜日

2016/10/02 『にほい』

いつも試合に行って思うことなのですが、
やっぱり剣道って匂いますよね(笑)

たくさんの参加者が集うと、さらにその匂いは強烈となり・・・

で、いろんな匂いがありますよね。

本当に手入れしていないんだなという悪臭。
いろんな洗剤や芳香剤などの香。
その香りとブレンドされてしまった、変なにおい。

みなさん、いろんな努力をされてるんだなと思います。

私は稽古後の汗・皮脂の拭きとりと、乾燥、そして保管方法がミソだと実感しています。

①汗、皮脂のふき取り
 温かいお湯を固く絞ったタオルでふき取りがいいですね。
 塩分や皮脂が取りやすいです。
 特に皮脂が気になるところは、アルコール除菌剤がいいようです。
 ただし、吹きかけてはいけません。アルコールをタオルに軽く含ませて、拭き掃除をする具合です。
 これはクリーニング屋さんが帽子の汚れを取るなどの方法を応用したものです。
 頑固そうな汚れは、アイロン、スチームクリーナーがいいですね。
 ただし、これも、直接吹きかけたり、アイロンを当てるのではなく、タオルや手拭いの上からにしましょう。
 ちなみに、ほとんどの作業は面の内側からです。外側から行いますと、色あせを促してしまいます。
 
②乾燥
 まずは、袋から剣道具を出すということでしょうか(笑)
 そして、一週間くらいかけて自然乾燥が好ましいですね。
 ただ、稽古を頻繁にしている方は、そうは行きません。
 ですので、扇風機で風を当てたり、布団乾燥機などを利用することも効果的です。
 注意したいのは、高温での乾燥は革製品には不向きです。
 布団乾燥機で絶乾状態を目指さないでくださいね(笑)
 あくまでも、補助です、補助。

③消臭スプレー
 乾燥をしてから吹きかける。
 これが絶対法則です。
 私は香料の入っていないものが好みですので、次亜塩素系の除菌スプレーを使うことがあります。
 ほぼ水なので、色落ちも、香料の心配もありません。

④型崩れ
 基本はアイロンです。
 特に垂帯は定期的にアイロンをかけます。
 子どもの剣道具などは、面がタコのような型が付いてしまっているものがあります。
 そういう面は、新品のように面垂れを伸ばすようにアイロンを当てます。
 その後、新たに型をつけるます。
 このときも、直接あてるのではなく、タオルなどの上からにします。
 ちなみに、アイロンのスチームはカビ菌の除去にも役立ちます。
 これらも、面の内側で行うといいです。

⑤保管
 風通しの良いところがいいそうです。
 近くにハッカ油をおいておくことで、カビ菌が寄り付かないようです。
 ただ、我が家は猫がハッカ臭を嫌いますので、置き型ファブリーズにしています。
 置き型ファブリーズなら、剣道具に匂いもつきませんし、部屋の匂いも軽減してくれます。

特に目新しい情報ではありませんでしたね(笑)

さてさて、まだまだ蒸し暑いです。
汗の量も半端ないです。
しっかりと手入れをしましょう!

あと、ご自身の体のケアも大切です。
水分をしっかりと摂取しましょう!

2016/10/01 『黒瀬カップ』

10月1日(土)は黒瀬カップでした。

まず、主催の黒瀬剣道教室さん1団体だけで、これだけの大会を開催できることに驚かされます。
本当に素晴らしい大会です。
関係者のみなさま、本当にお疲れ様でした。

試合結果はといいますと・・・
ほとんどが一回戦負けでした。

稽古の成果が出せたり、明確な課題が見つかったり、
剣道を強くなるための収穫があったと感じています。

ただ、こうして剣道、特に試合を通じて学んで欲しいことは、
何も剣道に強くなることばかりではなく、
後に社会に出てから役立つことだと思っています。

例えば『剣道ノート』をつけているかと聞くと、ほとんどの生徒が書いていない。

仮に書いていても、
『10月1日(土)黒瀬杯剣道大会 面2本とられて負けた』
くらいのものでしょう。
これではスケジュールと結果だけで、何も学びはないに等しい。
逆にメモとしては、マイナスのことを思い出すだけで、何一つ良いことはないのです。

もし、テスト直前、自分のメモを見返したとしよう。
『10月1日(土)数学の小テスト。また45点だった。やっぱり苦手だ』
と書いているメモを見たらどうだろうか。

俺は馬鹿か。こんなメモを本番前に見るなんて。
やっぱりダメだと気分も滅入ってしまいます。

そうではなく、テスト直前に気分が上がるような、
メモを見といて良かった!ということを記すのが、
メモというものだろうと思うのです。

それは、これから進学をしても、また就職して社会人になっても役に立つことで、
そういうことを学んでほしいなと思います。

もちろん、剣道で勝てるようにしてやるのが剣道の指導者として頑張らなければならないところですけどね。