子ども用の剣道具。
先輩方から譲り受けたものです。
クロームの小手ですから、
5千円も出せばあるでしょうけど。
今回は『小手紐の交換』と布団が見えている『縁周りの補修』
小手紐は、たまたま在庫があったもので。
(なんで一般剣士の家に紐の在庫があるのか…)
縁周りは、古くなった袴から紺布を切り出しました。
小手紐なんて、お店で買っても200円~500円くらいでしょうか。
紺布は端切れを使いますから、タダのようなものです。
補修っていうのは、材料費はあまりかからないものです。
でも、やっぱり、小手紐の交換には30分くらいかかりますので、材料費コミでも1,000円~1,500円ってところでしょうか。
小手の縁の補修をするとしたら、材料費はタダとしても、1時間~2時間はかかりますので、やはり2,000円~3,000円ってところでしょうね。
ほとんどが手間賃ってことですね。
さて、5,000円で購入した小手の修理代が、
5,000円と言われたらどうでしょうか?
ましてや、譲ってもらったものだったとしたら?
高いと感じますよね。
もともとの剣道具が安価なだけに・・・
でも、これだけ時間も手間暇も掛かると知ったら、修理代が高いとは言えなくなります。
ただ、それは分かっていながらも、現実的には「買い替えた方が安い」と思うわけです(笑)
それは、それで消費者の正直な意見です。
では、どうしたらいいか?
もし、子どもさんに、剣道を競技、スポーツ、体力作りの一環としてさせたいと思われるのでしたら、「買い替え」でいいのかなと思います。
もし、武道として剣道をさせたい、日本の伝統文化として学ばせたいと思われるのでしたら、修理をする、また修理をすることを前提とした剣道具選びをされたらと思います。
つまり、小手でも1万円とか2万円するいいものを選ぶ。
多少高くなるかと思いますが、道具を大切にする、物を大切にするという感覚を身に着けるには、決して高い授業料ではないはずです。
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